カテゴリ:蓋物( 20 )

流釉 蓋壺

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こういう流釉の蓋壺も先程の蝋燭徳利と同じく古い丹波の作法そのままに作りました。
蝋燭徳利は幕末から明治初期の限られた期間だけのもののようですが、こういう蓋壺のほうは昭和中期頃まで少しづつ姿を変えながらも無数に作り続けられた丹波の窯のロングセラーであったように思われます。
それだけに今に残るものも多く手に入れやすいので自分もいくつか気に入ったものを買い求めて手許に置いています。
流釉とはいいますがこれらはどれもスリップウェアと同じく泥の上の泥による装飾です。
今でこそ化粧土と釉薬は別のものとして扱われがちですが、往時の窯の仕事の中でどちらも生掛けにする泥と釉とがそれほど明確に分別されていたとはあまり思えません。
立杭での修行中に師匠も今回自分が取り組んだような蝋燭徳利や蓋壺などこういう丹波の伝統的な仕事に向き合っておられました。
自分が篠山の道具屋さんで見つけてきた壺や師匠が近くの畑の隅で見つけられたかけらを見ながらこのようにしているのではないかといろいろとお話ししたことも懐かしく思い出されます。
今回は江戸末期の丹波の陶器の方法そのままに轆轤に灰を打ち継ぎ土で仕上げて作ったものもいくらかはあります。
他所からの技術が入ってきてこんな面倒なことはいつの間にか丹波の窯でもしなくなってしまいましたが同じようにすれば同じようになる。
技術の革新や洗練によってこぼれ落ちた「なる」というところをもう一度拾い直したいのです。

『手仕事の日本』の芹沢銈介さんによってふっくらとデフォルメされたこの壺の姿も印象的です。








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by slipware | 2018-04-12 09:07 | 蓋物 | Trackback

白磁 盒子

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白磁 盒子  2016秋


もうひとつ白磁の小品を紹介します。
こちらは釉薬の上にさらに沢山の薪の灰が降りかかり独特な風合いになっています。


12月3日からのknulpAAgalleryでの個展でご覧いただきたいと思います。
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by slipware | 2016-11-26 21:06 | 蓋物 | Trackback

呉州 泥刷毛目盒子

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呉洲 泥刷毛目盒子  2015年末


新たに試してみた泥刷毛目のものをもうひとつ。
こちらは小さな蓋物です。

いよいよ明日からのSML個展にてご覧いただきます。
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by slipware | 2015-12-18 20:58 | 蓋物 | Trackback

辰砂釉 盒子

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辰砂釉 盒子  2015年春


先日のものに次いでかたちちがいで辰砂の盒子もう一つです。
胴紐を入れて鈴型に仕上げました。

Msギャラリー12番丁での個展に出品しています。
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by slipware | 2015-05-22 20:37 | 蓋物 | Trackback

呉洲刷毛目 盒子

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呉洲刷毛目 盒子  2015年春


呉洲は辰砂とは違ってどうやっても青くなるのですが、淡くてかつ深みがある色調になるように工夫しています。
強く焼けてほとんど刷毛跡は残っていませんがこちらは釉の上に刷毛塗りしたものです。

Msギャラリー12番丁での個展に出品しています。
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by slipware | 2015-05-22 09:19 | 蓋物 | Trackback

黄釉 盒子 

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黃釉 盒子  2015年春


いつも盒子は楽しみながらいろいろと作っていますが今回は同じかたちで色違いに仕上げました。
こちらはいつもスリップウェアにも使っている黄釉です。

Msギャラリー12番丁での個展に出品しています。
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by slipware | 2015-05-22 09:08 | 蓋物 | Trackback

辰砂釉 盒子

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辰砂釉 盒子  2015年春


今回の窯では久々に辰砂のものにも取り組みました。
よく言われることですが鉄や呉洲と比べてどうにもデリケートな釉薬で発色も安定しません。
こちらの盒子も灰が振りかかる蓋の部分は白く色抜けしています。

Msギャラリー12番丁での個展に出品しています。
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by slipware | 2015-05-21 08:58 | 蓋物 | Trackback

黒釉/灰釉 盒子

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黒釉/灰釉 盒子   2014年春


灰釉と泥を主成分にしたこのプリミティブな黒釉にこれから一工夫をして使ってゆきたいと思っています。

これらも間もなくはじまるobjectsの個展でご覧頂きたいと思います。
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by slipware | 2014-05-27 00:55 | 蓋物 | Trackback

灰釉 盒子

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灰釉盒子 2014年春


今自家で用いる釉薬のほとんど全ては灰を使ったものですが、中でもこのように条痕に流れる細かい貫入が出る釉薬はいかにも灰それ自体の性質を表しているかと思います。
窯の中で薪の灰を受けてそれが土の表面と融け合ったものを自然降灰釉と言いますが、そういうものに近いこのような表情の釉薬を指して特に灰釉と読んでいます。
昨年何度かお訪ねした素晴らしい絞りのお仕事をなさっておられる染色家の新道弘道さんの藍染めに使われた後の灰をお分けいただいて前回の窯からこういう灰釉を試しています。
火の具合にかなり影響されますが、このようにみずみずしい力のある釉薬が出来ました。

こちらは間もなくはじまるobjectsの個展でご覧頂きたいと思います。
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by slipware | 2014-05-27 00:37 | 蓋物 | Trackback

スリップウェア 盒子

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盒子 スリップウェア 2012年春 h:123mm d:96mm


スリップウェアの盒子もいろいろと作っています。
こちらは珍しくかぶせ蓋のもの。

ここ数日盒子ばかりを幾つも紹介して来ましたがすべては髙島屋の個展でご覧いただく予定のものです。
もちろん盒子だけではなく、そういうのもいつかどこかでさせていただきたいような気もしますが、今回はスリップウェア、白磁、灰釉などの食器中心でいろいろとご覧頂きたいと思っています。

うちは年に3〜4回くらいしか窯を焚けないので、ここまでは前回以前の窯の分でした。
今日から窯詰めをはじめまして、近々今年最初の窯焚きをして、そこから選んだものを中心にするつもりです。
会期中はずっと会場に居りますので是非お越しください。
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by slipware | 2013-04-08 22:35 | 蓋物 | Trackback