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初窯 2008.12.6/12:50

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まだまだ熱い燠のたまっていた火床が入れるくらいに冷めるのを待ってからまだ暖かい窯にもぐり込んで焼けたうつわを出しました。
土の性質もそれほど強くはないものだし高温域の時間もそれなりに掛けて焼いたので予想通りにかなり固く焼け締まっています。
ただしこのように燻べて焼けば炭素の皮膜に覆われるのでまだこのままではどんな感じなのかははっきりとはわかりません。
写真は窯から出した直後の状態です。
この黒くぎらぎらと光る炭素の皮膜を洗い落とさなければ土の表情は見えないのです。

それはそうと今回コップが16点と鉢が10点入っていたのですがそれぞれ9個と6個のものの底に傷が入りました。
こういうふうに底が切れるのは轆轤の時に土の締めが悪いか、底ばかりが分厚すぎるか、あるいは急乾燥が過ぎるかなどの可能性が考えられます。
いくら自分の轆轤が上手でないとしてもこれはいくら何でも傷が出過ぎで、やはり濡れたままのものを窯に入れてあぶったためではないかと思われます。
あれだけ慎重にあぶったのに、という気はしますが、もしかしたら側面は乾いても底は窯床からの湯気が相当後まで上がり続けたためにいつまでも乾かなかったのではないかという可能性もあるかとは思います。
by slipware | 2008-12-06 18:41 | 窯のこと
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