須恵 片口鉢 2009年秋 h:67mm d:200mm
先日の窯は自然釉という点では狙い通りに行ったのですが焚き上げの最終段階での強還元が過ぎたためでしょうか、釉薬が煮えたりガラス質の中に煤をかんで黒くなったりしてしまい途中で引き出したようなつやのある鮮やかな緑釉とはなりませんでした。
これはこれで重々しい気配のあるものですが次回はもう一工夫して取り組みたいと思います。
古い常滑などでこういう釉肌のものを見て発掘品の経年変化で釉薬が風化してしまったものかと思っていましたがこの結果を見ればあるいは窯から出たときに既にそういうかせたような釉の状態であったかもしれないとも思われます。