白釉鎬紋 盌 2008年春 h:64mm d:124mm
鎬紋のこの盌はもともとは
愛用しているフランスのカフェオレボウルからそのままサイズを頂いて広東盌のような切立の高台で作ったのですが、後に御飯茶盌として使いたいとの注文で5ミリ程だけ浅く作り直したものです。
鎬や面取の装飾は清水俊彦窯での弟子時代はずいぶんたくさんさせていただきましたが独立後はあまり多くはしていません。
師匠と似たふうなものというのは遠慮でもないのですがあえて自分がしなくともおまかせしておけばいいと思っています。
どうせいったん受け取ったものはどこかに出てくるに決まっていますから真似ることも避けることもないのです。
ザングリとして柔らかい風合いの布はお昼御飯に連れて行っていただいた大手前さんで求めた
花布巾です。
大手前さんはそのお店やメニュー全体に行き届いた心遣いとはっきりとした姿勢がほんとうに素晴らしいお店でしたがこの花布巾も見た目も使い心地もとても良いもので気に入っています。