泥三彩 共手土瓶 2006 h:255mm w:207mm×268mm
丹波にも昔からこういう泥の装飾はありました。
そのことは
以前に小壺を紹介した時にも少し書きました。
今回の土瓶はかなりサイズも大きく長い線を引きたいために指描きではなく筆を使っています。
共手の土瓶というのはこのように土で持ち手まで作ったもので古いものにはそれほど多くは見かけませんが多少は昔からあったようです。
竹や籐で作ったハンドルと比べれば動かないので茶葉の出し入れがしにくい反面しっかりとした持ち心地は共手ならではの安心感があります。
琉球には按瓶と呼ばれる共手土瓶が昔からありますね。
これは自分としては初めて作った共手土瓶です。
南丹工芸文化祭の時にも出していたものはこの土瓶です。
春の草萠舎展の会場でいろいろと撮りながら途中で益子に行ってしまってそのままになっていましたのであらためまして順次紹介します。
会場の
ギャラリーアールは1階と2階に別れていて当初1階にスリップウェアを2階には白無地のものをというつもりでいたのですが
会期直前の春の窯で白無地のものが今一つ上手く行かなかったので急遽2階には残っていた以前の窯のものからいろいろと選んで持って行きました。