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「ゴールデン・スリップ・ウェア」 SML

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スリップウェア 楕円浅鉢 2010秋  h:50mm w:260x270mm


渋谷区恵比寿にあるSMLにて4月29日〜5月8日まで「ゴールデン・スリップ・ウェア」という展覧会が行われます。
こういう時にスリップウェアとはいったいなんであるか、などということにはそれぞれの定義があるだろうというようなことが気にかかるのはぼくの性分ですがそれはひとまず置いて現代の日本でこの手のうつわを作っているひとを集めたあまり今までなかった企画かと思います。
スリップウェアファンの自分としてはこんな展覧会があるのなら駆けつけて見てみたい、それぞれの作り手の解釈や原料の選択や技法などを学びたいという気持ちになるのですがちょうど窯焚きの時期と重なるのでどうにもならず残念です。
しかし見にゆくことは出来ないのですがこの企画にお誘いいただきまして参加はさせていただくことになりました。
同じくスリップウェアに惹かれこの技法を用いた他の方のお仕事と相対化すれば自分の癖も欠点もはっきり見えるのですが確認に行けず残念なことです。
このような企画はおそらく初めてのことでこれだけいろいろなスリップウェアの作り手のものを比較できる機会は多くはないと思います。
スリップウェア好きの方はお見逃しなきようぜひ御覧下さい。
ぼくも画像の楕円鉢の他小さなうつわ中心ですが40数点を送りました。

営業時間や出展作家等詳しくはお店のサイトをご覧下さい。

・会場での展示の様子は一部こちらでご覧になれます。
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by slipware | 2011-04-23 02:45 | お知らせ | Trackback

Meetsとクロワッサン

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ただいま発売中の『Meets275号』に神戸六甲のフクギドウさんが、また『クロワッサン803号』に京都寺町二条の大吉さんがそれぞれ紹介されているのですがその写真や記事の中でぼくのスリップウェアを紹介してくださっています。
今までほとんどこういうメジャーな雑誌に出ていなかったのですが偶然にも同時期になりました。
Meetsの方は店内写真と雑誌スタッフの買い物のコーナーで、クロワッサンの方は大吉さんの紹介ページに大写しに2点のスリップウェアが出ているのですが、実はこの内ひとつはサンプルにお預けしていた自家用にさんざん使い込んだものなのです。

下の写真の角鉢がその現物なのですが、2年間このようにシェパーズパイやグラタンなどを作ったり鶏肉や豚肉などを焼いたりオーブン料理にも何度も使ったものですので染みた油が焦げ付いたりナイフやフォークで擦れたりしてようやく慣れたところのものでした。
以前ここで紹介した角鉢と同じ時に作った同じかたちでほぼ同じ焼け上がりの紋様違いのものです。
陶器も新品のうちはジーンズなどと同じでどこかよそよそしく馴染まないものですが日々の生活の中で使ってゆくうちに落ち着いたものへと育ってゆきます。
昔から日本では茶器でも酒器でも使いながら育ってゆくさまを楽しんだものですが、うつわが育つのは何も茶人や特別な愛陶家の場合だけでなく家庭の日常の中でもこのように普通の食器も表情を変えてゆくのです。
染みたり擦れたり縁がこぼれたり、そのようにして共に暮らしてゆくうつわが移ろうさまを眺め楽しむのもなにか東洋的な情趣のあることかとは想います。

窯から出立てのうつわをほんとうに丁寧に扱っていただくことは作り手としてはこれはこれでありがたい事には違いないのですが、むしろ本当はあまり神経質にならずに普段着のシャツのように気楽に付き合っていただきたいとも思います。
しっかり洗剤で洗い少し汚れたら漂白剤に漬けていつまでも新品同様に保つように扱われる方もあるかとは思いますが、うちではきつい油汚れなどの場合でもなければアクリルたわしかスポンジを使ってお湯で洗い流すくらいで済ませる場合が多いのです。
これはここが下水道の完備していない山間地ですので環境面の配慮でもあるのですが、うつわの健康的な成長のためにもこれは良いことのような気がします。
最初の写真は同じようなスリップウェアの皿の新品と8年ばかり使い込んだものを比べたものでこちらの皿もやはり何度もオーブン料理に用いています。
2003年のDM撮影に使ったものですが少し窯傷があったので自家用としたのです。


追記
上記のクロワッサンの大吉さんの記事やぼくのスリップウェアの写真は2012.4.5発売の『クロワッサン特別編集 ほんとうの京都』に再録されているそうです。
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by slipware | 2011-04-22 02:57 | お知らせ | Trackback

「用と美の空間2011 〜土とかおり〜」美山かやぶき美術館

4月1日から24日まで一昨年ぶり美山かやぶき美術館での展覧会に参加しています。
今年は〜土とかおり〜というサブタイトルが付いているのですがこれは会場でさいふぉん亭さんによるコーヒーが飲めるのと9日にはコーヒー講義が行われるためで、工藝の展示の方もコーヒーに関連したものをとの要請でした。
さいふぉん亭さんはもう20年ほども前のことですが京都の一乗寺にあった頃偶然立ち寄り深煎りのコーヒーを頼んだところあまりの美味しさに驚いてそれ以来ごくたまに訪ねておりました。
一乗寺のお店は小さな喫茶店の片隅に場違いなほどに大きな焙煎機が設置された不思議なお店でしたが数年前に生畑と同じ南丹市に移られたのです。
工藝展示の方は自分のような南丹市域の工藝家とNPO法人「京都匠塾」の方々とのものが集まっているのだと思います。
ぼく自身は今回はスリップウェアのコーヒーカップやシュガーポット、菓子皿、菓子鉢などを出品しました。
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by slipware | 2011-04-02 10:01 | お知らせ | Trackback