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粉引 壺

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粉引 壺 2002年頃  h:275mm d:315mm


最近はあまり多くないのですが以前は湯呑みや皿や茶碗など粉引のうつわをたくさん作っていました。
粉引の白は下掛けの白泥も上掛けの釉薬もその調合や厚みの少しの違いが表情の違いになって現れますし、また窯のなかの炎と煙によってもかなり敏感に反応しますので、この追求は作り手にとってもなかなかやりがいと魅力のある仕事です。

そしてこういう姿の丸い壺は朝鮮の白磁にあるかたちで、上と下とを別々に鉢のように轆轤したものをふたつくっつけて作ります。
これはその方法で朝鮮白磁そのままの気分でかたちして粉引の白に仕上げたものです。
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by slipware | 2009-11-16 21:00 | 花のうつわ | Trackback

黄釉 土鍋

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黄釉 土鍋大小 2003年春  大 w:330x355mm 小 w:215x233mm


土鍋はペタライトを土と釉薬とに用いれば耐熱性能はぐっと増すのですが、ペタライトを使わずに昔の土鍋のようにただ荒い土を柔らかく焼いただけのものでなんとか実用的なものが出来ないかと灯油の窯やのぼり窯の温度の低いところで何度か試作しています。
厚みや焼き加減やいろいろな要素の兼ね合いでちょうどよい落としどころがありそうな気がするのですがそれを見つけるにはまだまだ経験不足なのです。
友人のところや自家用で試していますがなかなか満足の行くものは出来ないでいます。
スーパーマーケットで売っているもののように安くは出来っこないので、あんまり簡単に割れが入ってしまうようなものでは困るのです。(スーパーのは薄手ですが火にはとても強いようです。)
しかし土鍋が土鍋であるメリットのひとつはその厚みにあるとも思うのでもっと厚く作りたいとは思っているものの、もう少しいろいろやってみてダメなようならやはりペタライト使用が現実的なのかなという気にもなっています。
この黄釉はスリップウェアなどに用いているものと同じではなく、灰立てに亜鉛華を少し加えて100度くらい低い温度でも融けるように調整したブリストル釉です。
土鍋の類はそのあたりの技術的なことが解決したらもっといろいろとかたちの違うものも作ってみたいのです。
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by slipware | 2009-11-15 00:05 | そのほかのもの | Trackback

生畑の仕事

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装飾もなしでシンプルにかたちして釉も使わずただ高温で焼いて固めただけの須恵器は土の上に投げ出してもしっくりと馴染むような気がします。

この土日月の3日間いつも仲良くしていただいている近くの彫刻家のオープンスタジオに合わせて、共通の知人もあることで去年から取り組んでいる須恵器の成果をあな窯のそばに並べてみました。
自分自身も生畑に窯を築いて10年あまりですのでその間に作った粉引やスリップウェアなど須恵器以外のものもあわせて見ていただけるように薪小屋やのぼり窯のまわりにも置いたので興味のある方はこの機会にどうぞおいで下さい。

工房まわりでの野外展示はしっかりやればなかなか面白そうなのでいつか今度は準備をちゃんとしてやってみたいと思います。
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by slipware | 2009-11-14 13:53 | お知らせ | Trackback

須恵 片口

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須恵 片口鉢 2009年秋  h:67mm d:200mm


先日の窯は自然釉という点では狙い通りに行ったのですが焚き上げの最終段階での強還元が過ぎたためでしょうか、釉薬が煮えたりガラス質の中に煤をかんで黒くなったりしてしまい途中で引き出したようなつやのある鮮やかな緑釉とはなりませんでした。
これはこれで重々しい気配のあるものですが次回はもう一工夫して取り組みたいと思います。
古い常滑などでこういう釉肌のものを見て発掘品の経年変化で釉薬が風化してしまったものかと思っていましたがこの結果を見ればあるいは窯から出たときに既にそういうかせたような釉の状態であったかもしれないとも思われます。
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by slipware | 2009-11-14 13:19 | 須恵 | Trackback